昔、この地域の「おひまち」(10月中旬頃)には、青年たちが朝から丸太を組んで、演芸の舞台を作り、夜になると村人が歌や踊りを披露して賑わいました。
日が暮れると、皆思い思いの絵などを書いた「灯ろう」を並べて会場への夜道を照らしたそうです。
しかし今では、専業農家の減少、青年団の解散、テレビやインターネットの普及等により、こうした伝統行事は姿を消してしまいました。
私たちは、かつての賑やかなおひまちを復活できないものかと考え、地元足久保小学校の協力をいただき、小学校児童と地元住民が作成した朗々を会場付近に並べお祭りを開催しています。
中でも、灯ろうナイトウォークコースでは、足久保川沿いに並んだ灯ろうが幻想的な雰囲気を醸します。
また、当日は有志の演芸や和太鼓演奏、農産物等のトラック販売、屋台等により会場は大いに賑わいます。